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今回、「自由時間(余暇)活動論」という授業の取材へ行ってきました。この授業は私のおすすめの授業です。内容は余暇をどのように過ごすか、さまざまなデータやエピソードから考えていくというものです。例えば、「レジャー白書」という本があるのですが、その本から余暇活動への参加人口の推移をみることができます。2002年の余暇活動の参加人口の上位種目は、1位外食(日常的なものを除く)、2位国内旅行(避暑、避寒、温泉など)、3位ドライブ、4位カラオケ、5位ビデオ鑑賞(レンタル含む)、6位宝くじ、7位音楽鑑賞、8位動物園、植物園、水族館、博物館、9位パソコン、10位映画、となっている。

ここで、上位5位は過去5年間で変わっていませんが、宝くじが1998年から2002年にかけて急激に上昇していることがデータとして出ているのです。そこで、みなさんになぜ宝くじが急激に上昇したのかを考えていただきたいのです。その頃の社会背景や世界情勢、など考えてみてください。正解は1つではありません。いろいろな要因を考えることができます。

この授業は考える授業です。自分の考えを発表し、たとえ間違っても全然恥ずかしくありません。またそこから考えればいいのです。他の授業と比べて先生と生徒のコミュニケーションが多い授業です。だから、この授業だけは積極的に参加することができます。

では、先生について紹介しましょう。先生は某所キャンプ協会の副会長をしていらっしゃいます。また、同県とある市町村の教育委員会社会教育部長もしていらっしゃいました。キャンプ場は非常に自然が豊かな所です。ここで小学生から大学生までがキャンプを楽しみます。このキャンプで先生が子どもたちに学んでほしいことは「感性」だそうです。

この「感性」とは、一緒のキャンプをする仲間に対する「感性」、リーダーに対する「感性」、自然に対する「感性」という3つの「感性」です。そのなかで、自然に対する「感性」について今回は話してくださいました。初めてキャンプに来た子どもは夕日を見てもキレイだとは思いません。

これは、アニメーションやテレビの世界でしか夕日を見たことがないためです。このような子どもは、夕日は真っ赤でドギツイものだと思い込んでいるため、自然の夕日をみてもなにも感じることができないのです。また、この季節はアザミの花が咲きます。アザミは紫色で、周囲の緑色の葉っぱと反対色にあたるため、よく見ないと見つけることが難しい。そしてテントで朝起きると鳥が鳴いているのですが、鳴き声の区別がつきません。こういったこと一つ一つをリーダーが言ってあげると、ようやく子供は気づくのです。

このようなことは、普通子どもの方が敏感だと思われますが現代はそうでもないのです。気持ちを自然に向けて働かせないと自然の美しさというのはわからないのです。だから、きっかけを与えてあげることが重要です。そうすることで「感性」が豊かになっていくのです。「感性」を豊かにするには自然の中での生活をできるだけ多くすることです。ただ、自然の中でキャンプするのではなく、自分でやる気になってやらないと意味がありません。そこへ気持ちを持っていくことが大事なのです。

これは学校の授業でもいえることです。授業でもただ、ボーっと聞くのではなくその授業に参加しよう、という気持ちがないといくらいい授業でもまったく意味がないのです。気持ちをそこに持っていくことで、今までおもしろくないと感じていた授業もおもしろく感じる可能性があります。

また、先生は同じ某大学の短期大学部社会福祉科で障害者の演劇療法という授業を担当しています。これは学生と知的障害者と一緒に1つの演劇を作るというものです。先生は元々お芝居が好きで、他の演劇活動に42年間携わっているほどです。

この授業で学生は、車椅子を使う方には車椅子を押したり、声の出にくい方にはせりふの最初の言葉を言ってあげたり、知的障害者の方をサポートします。そうしていくうちに、知的障害者に進歩が現れてきます。その進歩にあわせてサポートを減らしていきます。

その進歩を感じるには「感性」が必要です。この授業を通して学生は「感性」を豊かにするとともに知的障害者の理解も深まります。

先生が東京ディズニーランドに行かれときの話をしてくださいました。ディズニーランドはたいていコンピュータで動いています。しかし、ジャングルクルーズに乗ると、動かしているのはコンピュータですが、「いってらっしゃい」と言ってドアを閉め、「おかえりなさい」と言って開けてくれるのは人間なのです。一見、何気ないことですが、そこに先生は感動したそうです。大阪にあるUSJと違って「もう一度行きたい」と思ったそうです。こういうところを感じるのも「感性」なのです。行ったことのある方はどう感じましたか?

このように日頃からいろいろなことに「感じる」ことが先生の人生を豊かにしているそうです。

私が受けている自由時間(余暇)活動論の授業も「感性」を豊かにするためのものです。知識を増やすことはいくらでもできますが、考え方の基本、「感性」を豊かにすることは今やらなければいけないことです。先生は今の大学生はクールでいいのですが、もっと熱くなってほしいと思っているそうです。

「感性」が豊かになればクールではいられません、心が熱くなるのです。そして何事にももっと熱く、必死になってほしいのです。勉強でも、恋愛でも、就職活動でも、もっと必死になってください。これは生きていく上で全てに共通することです。

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